おすすめ本– tag –
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海外文学
トーン・テレヘン作のハリネズミの願いを読んでこれは私みたいな人への本であると感じた理由
オランダの作家であり詩人であり医師でもある(すごい!)トーン・テレヘンの本は、すごくかわいい表紙に惹かれて買いました。 人間は一切出てこない大人向けの童話で、ユーモアあり哲学的な表現もありの、オランダでもっとも敬愛されている作家の作品です... -
海外文学
韓国のベストセラー小説 82年生まれ、キム・ジヨンを読んで私が考えたこと
この本は韓国で大ベストセラーになった小説であり、2020年には日本でも映画が公開された作品です。 表紙裏には、 ムン・ジェイン大統領もプレゼントされた! K─POPのアイドルがこの本を読んでいると発言しただけで炎上! 韓国の社会現象となった本書が、世... -
海外文学
エドガー・アラン・ポーの黒猫を読んだ。ポーの世界観は私のお気に入りになりました。
プルートー(ギリシャ神話における死者の国の支配者ハーデースの別名)というのがこの黒猫の名前であり、彼はわたしのお気に入りのペットにして遊び相手となった。黒猫・アッシャー家の崩壊 新潮文庫 ポーの黒猫は、小説でいうと数ページで読めるすごく... -
海外文学
新訳で甦る!古典の魅力を再確認できる、シェイクスピアの四大悲劇を読む
シェイクスピア作品はとても沢山ありますが、中でも有名な四大悲劇と言われる「ハムレット」「オセロー」「マクベス」「リア王の悲劇」と、誰でも名前くらいは聞いたことがあると思われる、「ロミオとジュリエット」を紹介します。 私が今回読んだ本は、角... -
哲学
ローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウスの自省録を読んで、私が考えたこと
今回紹介する本は、岩波文庫版 神谷美恵子訳 の自省録です。とても古い本(なんと初めて印刷になったのは、1558年とのこと)なのでいろんな版が出ていますが、こちらがオススメです。 それは訳者の神谷美恵子さん(精神科医で思想家、多くの著作がある... -
哲学
ソフィーの世界を読んだら、哲学初心者の私に学びの入口ができた
今回の記事は、世界中でベストセラーになった哲学ファンタジー作品のソフィーの世界をご紹介していきます。 世界で一番やさしい哲学の本・・本当にその通りでした! 文庫本はこちらです 単行本はこちらです ソフィーの世界はこんな本 ひと口に哲学ファンタ... -
海外文学
現代ポルトガル最重要作家の代表作、エルサレムを読んだ感想
今回は、ゴンサロ・M・タヴァレスというポルトガルの作家の代表作であるエルサレムをご紹介します。 私がこの作品を読もうと思ったのは、まず表紙の感じとタイトルに惹かれてだったのですがあらすじと帯に書かれた一文を見て、これは自分が好きそうな物語... -
海外文学
カミュ作のペストは、コロナ禍で生きた全人類が読むべき感染症文学である
今回は災禍のたびに読み直され現代の古典と言われている不朽の名作、アルジェリア生まれのカミュが1947年に出版したベストセラー作品ペストを紹介します。 タイトルで言い切りましたが、本当にこの作品はコロナ禍で生きている私達なら誰でもが共感でき... -
海外文学
カミュの異邦人とシーシュポスの神話を読んで、不条理文学と不条理哲学を考える
カミュの「異邦人」と「シーシュポスの神話」は、セットで読むことをオススメします。 なぜなら「異邦人」で感じた違和感を「シーシュポスの神話」で探究すること、これこそがこの作品を味わいつくすのに必要だからです。 海水浴や太陽がストーリーに出て... -
海外文学
ミヒャエル・エンデの名作モモを読んで、自分の生き方と時間について考えた
今回は、ドイツの児童文学作家であるミヒャエル・エンデのモモを読んだ感想と、読後に私が考えたことをまとめます。 この作品は子供の頃に一度は読んだことがある人が多いと思いますが、アラフォーの私はこの歳まで読んだことがなく、もっと早く読んでいれ...