エドガー・アラン・ポーの黒猫を読んだ。ポーの世界観は私のお気に入りになりました。

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猫とタイトル 黒猫

プルートー(ギリシャ神話における死者の国の支配者ハーデースの別名)というのがこの黒猫の名前であり、彼はわたしのお気に入りのペットにして遊び相手となった。

黒猫・アッシャー家の崩壊  新潮文庫

ポーの黒猫は、小説でいうと数ページで読めるすごく短いお話なのですが、ホラーの魅力とポーの世界観がギュッと詰まった

作品になっています。

†黑ミリ†

初めてポーの作品を読むなら、黒猫がオススメです!
なぜなら他の作品よりストーリーがわかりやすいですし、
短いのですぐに読めます。

黒猫が入っている文庫本はいくつかあります。有名なものだと新潮文庫(この記事の最初に引用したのは、新潮文庫版)ですが、私がオススメなのは読みやすい文体になってなおかつ、作品と解説が充実している新訳版の角川文庫です。

表紙もオシャレで素敵です!

こちらの訳も趣があって、新訳版と読み比べるのも面白いですよ。

新潮文庫版に入っている作品は全て、新訳の角川文庫にも入っていますのでご安心下さい。角川文庫の方には新たに短編5作品と、詩の3作品が入っています。


目次

2匹の黒猫

黒猫の姿
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この物語には2匹の黒猫が登場します。プルートーという名前の、美しく賢い黒猫とそのプルートーにそっくりの黒猫です。

プルートーの名前の由来も、ギリシャ神話における  死者の国の支配者ハーデースの別名  というのが、ストーリーのカギになっていると私は思いました。

冥界の王であるハーデースの横にはケルベロスという番犬がいて、冥界の入口を守っている。

黒猫の顔
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地獄の番犬ケルベロスさながら、全て見ているぞと思わせる2匹目の黒猫が、主人公をおぞましい結果に陥れていく・・・。

かつては動物好きの優しい人間だったはずの主人公がなぜこんな結末を迎えることになったのか、動物愛護者にはおすすめし難いですが、人間の深層心理にも関わってくるこの物語。

1843年に発表されたこの作品は、ホラー小説の原点と言われています。

179年前に書かれたものだと思えないその作風は、今もなお新訳版が出されるほど読み継がれています。

†黑ミリ†

名作は色褪せない。そう強く感じました。


ポーの影響力

私がポーを読むきっかけになったのが、敬愛するアーティストの方にすすめられたからでした。

そのアーティストの世界観がまさに、ゴシックでホラーテイストのポーの世界観と一致していて私は納得しました。

小説家のみならず、音楽やアートの世界にまで影響力が及ぶほどの存在であったポー。それを実感しました。

日本でいうと、江戸川乱歩(えどがわ  らんぽ)がその名前の由来になっているのが有名です。

こちらの作品は、乱歩全集から削除されたものが復刊したものです。乱歩名義訳となっていますが、訳者は違う人で昔の訳のまま載っています。

ポーの影響力や作品について深く掘り下げると、この作家も読んでみようとなり読書の幅が広がってゆくのが楽しいです。

ポーについてのテキストはこちらがオススメです。

上記のテキストの中で触れられている、アーサー・ゴードン・ピムの冒険が載っている本はこちらです。

ポーの全集は手に取りやすい文庫本で、4冊出版されています。活字が他の文庫本より小さいですが、訳は読みやすいです。

訳者も様々で、短編によって違うので読み比べてみるのもいいですね。

光文社古典新訳文庫版からも出版されています。

他とは趣の違う形の黒猫もあります

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児童向けにも出版されています

他にもあります

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おわりに

色々な作家が影響を受けているからこそ、翻訳されている方も多くいて、訳を読み比べるという遊びができるのも魅力のひとつといえます。

今日、私達が楽しんでいる推理小説やホラー小説、その原点となる作家エドガー・アラン・ポーの世界を知るのに遅すぎることはありません。

江戸川乱歩を知って、ポーを読む。そして海外文学の様々な作家がポーに影響されていることを知ればそこからまた読書の世界が広がります。

古典作品には苦手意識がある方にも、ポーの作品は今読んでも楽しめると思います。

†黑ミリ†

最後までお読み頂きありがとうございます。

他の古典作品の新訳版についての記事はこちらです。



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この記事を書いた人

† 黒本 未莉 くろもとみり †


† 1982年 東京生まれ  


† 高校中退の元書店員、現在は夫と二人暮らし。
 
 本が好き。

 読書の魅力を、自分の言葉で伝えていきたい。

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