ミヒャエル・エンデの名作モモを読んで、自分の生き方と時間について考えた

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本とタイトル モモ

今回は、ドイツの児童文学作家であるミヒャエル・エンデのモモを読んだ感想と、読後に私が考えたことをまとめます。

†黑ミリ†

この作品は子供の頃に一度は読んだことがある人が多いと思いますが、アラフォーの私はこの歳まで読んだことがなく、もっと早く読んでいればと後悔しました・・・

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読み継がれる名作

モモと時計

この本(ハードカバー本)が刊行されたのは1976年、今から40年以上前になります。しかしながら色褪せることはなく私の手元にある比較的新しい版は78刷りとなっています。これはすごいことです。

星の数ほど出版される本の中で売れなければ初版でもちろんその後刷り直されることはなく、どんどん新刊本に入れ替わっていきますが、そんな出版戦争のような中78回も刷り直されていることからみても、間違いなく名作といえる作品だとわかります。

私は書店で働いていた頃に児童書の担当をしていたことがあって、その時にこのモモがよく売れていたのを覚えています。

こんな名作ならいつか読もうと思っていてそれからだいぶ経ってしまいましたが、この作品は いつになっても遅くはないし、あなたを待っていてくれるそんな作品 です。


読んだ感想

私がこのお話を読んでまず思ったのは、物語は時代を選ばない。待っていてくれるのだということでした。

†黒ミリ†

待っていてくれたんだ・・・

読むべきタイミングをどこかからずっと見ていて、導かれるように私は本を買い求めそれが今だったんじゃないかと思うくらい、今の自分に必要な物語でした。

児童文学なんて普段積極的には読まないですが、これは単なる子供向けの物語ではなかったと強く感じました。

第一部では主人公の小さな女の子モモとそのお友だちとの暮らしが綴られています。子供の頃実際に自分がしていた遊びを懐かしく思い出しながら読みました。誰でもが経験していたであろう遊びがあって、そういうのを思い出せるのも良かったです。

第二部で物語は加速していきます。灰色の男たちが出てきて世界は一変してしまう。世の中の人間たちはみんながみんな忙しなくなり、時間がなくなってしまった。このあたりの話が一番私にとっては心に響くものがありました。おそらく現代の大人たちには身につまされる部分だと思います。

第三部ではモモの時間の国での冒険で物語は終盤へ向かいます。ここでは自分も時間の国にいるような気分で、時間について思いを巡らせながら読みました。普段、時間について考えたくても考える 時間が それこそないと言っている人にこそこの物語を読んでもらいたいなと思いました。

自分の生き方と時間について

本当に私たちはよく日常的に 時間がない だとか 時間が足りない だとか言っています。

私もよく言ってしまいます。ですが、本当にそうなのでしょうか。巷では効率のよい時間の使い方やら時短術の本やなんかが出回っていますが、果たしてそれで私たち人間の、現代人の時間問題は解決してるのでしょうか。

その本を読む時間があるなら・・云々という矛盾が生じてくるのではと思いませんか?こういう時代ではありますが時代に逆行して贅沢に時間を使って丁寧な暮らしをしましょう、みたいな考え方もあるにはあると思います。

ただそれも、時間を使うことは贅沢なことだという考え方が先にあるので、もうどうしたらいいかわかりません。私も、自分の時間を切り売りして時給をもらう生活をしていると、鬱々としてきます。

働いている人もそこにやってくる人もみんな忙しなく、そのせいでみんなトゲトゲしい態度になっています。まさしくモモの世界の時間が奪われた人間の姿そのものです。

こんな生活どうにかしたいなと思っていて、そんな矢先にモモを手にとりました。巡り合わせというものでしょうか。読んだあとも相変わらずそんな生活からはまだ抜け出せていませんが、時間について考えるいいきっかけになりました。あと自分の人生も。時間を切り売りしてはいるけれど、心までは売らないように。

この時代になって最近ではリモートワークができるようになりましたね。そういう時代になって少しでも現代人の時間が前より有意義なことに使えるといいなと。通勤時間を減らして、他のもっと楽しいことに時間を使うべきだと思います。

モモのように時間をとりかえすことができたら、世の中はもっと良くなる。そんな時代がくることを願うばかりです。

おわりに

この物語は、何度でも読み返したくなる名作なので私はハードカバー本で持っていますが、文庫版もあります。

子どもたちにプレゼントする本としても、オススメです。

岩波少年文庫で出版されているので、児童文学という括りですが侮ってはいけません。これは本当に、大人こそ読むべき作品だということを、声を大にして言いたいです。

難しい言葉なども一切なく、普段本なんて読まない人にとっても楽しく読めますので、この機会にぜひ手にとってみてください。

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ミヒャエル・エンデの傑作ファンタジーは他にもあります。

†黑ミリ†

最後までお読み頂きありがとうございます。


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本とタイトル モモ

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この記事を書いた人

† 黒本 未莉 くろもとみり †


† 1982年 東京生まれ  


† 高校中退の元書店員、現在は夫と二人暮らし。
 
 本が好き。

 読書の魅力を、自分の言葉で伝えていきたい。

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