面白い小説– tag –
-
海外文学
エドガー・アラン・ポーの黒猫を読んだ。ポーの世界観は私のお気に入りになりました。
プルートー(ギリシャ神話における死者の国の支配者ハーデースの別名)というのがこの黒猫の名前であり、彼はわたしのお気に入りのペットにして遊び相手となった。黒猫・アッシャー家の崩壊 新潮文庫 ポーの黒猫は、小説でいうと数ページで読めるすごく... -
哲学
ソフィーの世界を読んだら、哲学初心者の私に学びの入口ができた
今回の記事は、世界中でベストセラーになった哲学ファンタジー作品のソフィーの世界をご紹介していきます。 世界で一番やさしい哲学の本・・本当にその通りでした! 文庫本はこちらです 単行本はこちらです ソフィーの世界はこんな本 ひと口に哲学ファンタ... -
海外文学
現代ポルトガル最重要作家の代表作、エルサレムを読んだ感想
今回は、ゴンサロ・M・タヴァレスというポルトガルの作家の代表作であるエルサレムをご紹介します。 私がこの作品を読もうと思ったのは、まず表紙の感じとタイトルに惹かれてだったのですがあらすじと帯に書かれた一文を見て、これは自分が好きそうな物語... -
海外文学
カミュ作のペストは、コロナ禍で生きた全人類が読むべき感染症文学である
今回は災禍のたびに読み直され現代の古典と言われている不朽の名作、アルジェリア生まれのカミュが1947年に出版したベストセラー作品ペストを紹介します。 タイトルで言い切りましたが、本当にこの作品はコロナ禍で生きている私達なら誰でもが共感でき... -
海外文学
カミュの異邦人とシーシュポスの神話を読んで、不条理文学と不条理哲学を考える
カミュの「異邦人」と「シーシュポスの神話」は、セットで読むことをオススメします。 なぜなら「異邦人」で感じた違和感を「シーシュポスの神話」で探究すること、これこそがこの作品を味わいつくすのに必要だからです。 海水浴や太陽がストーリーに出て... -
海外文学
ミヒャエル・エンデの名作モモを読んで、自分の生き方と時間について考えた
今回は、ドイツの児童文学作家であるミヒャエル・エンデのモモを読んだ感想と、読後に私が考えたことをまとめます。 この作品は子供の頃に一度は読んだことがある人が多いと思いますが、アラフォーの私はこの歳まで読んだことがなく、もっと早く読んでいれ... -
海外文学
ヴァージニア・ウルフの波 新訳版を読んでモダニズム文学を知りました。
2021年の6月に出版されたこの「波」は、45年ぶりの新訳なのだそうです。 私はこの新訳版が初めて読むウルフ作品だったので、技法もさることながら、こんな小説があるのかと驚きとともに これが20世紀モダニズム文学なのだなと認識をした次第です...
12